人は人を支配できるのか?


3 支配の意味は何?

 <支配>も一般的な支配の意味と違います。支配についても後で述べますが、今言った関係は互いに<いくらでも王様の代わりがいる、いくらでも家来の代わりがいる>と言った、現代の大きな集団<国家>などではなく、比較的小さな、地縁・血縁集団とかコミュニティーで考えてください。大きな集団では依存と支配の関係が変わってきます。それが、その差異がストレスの原因・社会の問題と言う事も出来ます。

 現在の支配と昔の数百人単位グループの支配とは意味が違ってきます。数百人単位のグループの支配は役割的なもで、顔が見える関係で相互に認識が出来ます。しかし現代の数億にもなる集団の支配は、相手が想像でしか見えません。ですから、自分の役割を超え暴走する事もあるのです。会社組織でも大きな会社には、小さな会社には無い独特な問題が起きてくるのです。奴隷制なども小さなグループだけなら、1年もすれば名前が与えられ、彼らなりの待遇が与えられ、やがて溶け込んで行きます。ストックホルム症候群やリマ症候群は病気では無いのです。自然の成り行きです(誘拐犯と人質、パトリシヤハースト事件、等が理解できます)。しかし、名前では無く数字で呼ばれる関係・数百人数千の奴隷だと、関係が見えなくなって深刻な問題が起きます。

 最近では産直の野菜売り場で、作った人・農家の顔写真入りの野菜を売っていますが、そういう意味なんですね。見える関係へ向けて、安心感を付けて売っているんです。

 民主主義は人類が獲得した最高のシステムのように思われていますが、特別ではなく原始時代から続いてきたシステムだと思います。ただ、先ほど書いたように、<国家と言う集団があまりにも、大きくなり過ぎたため、個体と個体の統合がうまく取れなくなっている>から、選挙システムを取っているのだ、と思っています。生き物は急に増えるとうまくいかないのです。イナゴやバッタの大繁殖で、大混乱と言う感じ!、人間もバッタもそう違いがないのです。

 人類の歴史は、行動範囲の広がりによって語ることが出来ます。江戸時代までは、多くの人は村に住み、数十人から数百人と家族のように過ごしました。一生を・生活のすべてを数10キロメートルの中で過ごしました。世界が数十キロという事ですね。その世界は今とはまったく違います。ほぼ地縁・血縁だけの世界です。生まれた時に村・集団の構成員として生まれ、死んで行きます。生涯をただ1つの集団の中で死んでいったわけです。

 しかし現代は、数千キロを移動する時代となりました。現在、日本人の結婚相手の28人に一人は外国人だそうです。信じられないですね、団塊の世代には!。孫に会いに行くのに数千キロ移動しなくてはなりません。食べる物・着る物も、日用品も、ほとんどは数千キロの移動を経て、僕らの生活の一部となっているのです。信じられませんが・・・。
 私も、もうすぐ数千キロの旅をします、半月間。私の<髪の薄くなった頭>は、世界を行ったり来たりしてますが、<頭の中>は常に日本人として発信してます。江戸時代は<頭>も<頭の中>も村の中で事足ります。今はバラバラですね。国家も企業も、結婚も。個人が国家や地域の中だけでは生活が成り立たないのです。この文を読んでいるあなたも、生活は世界と言う集団に属し、頭の中(考え)は国や村です。

 すべてのマスコミもSNSも国家の枠内です。極端に言うと、日本語で考え日本語で話している限り、<頭の中>は日本と言う集団に生きているのです。これは韓国人でも同じです。中国人は家族集団が頭の中心です。インド人は家族・カースト。それぞれ地域の特徴があります。西ヨーロッパ人は家族・国家・友人関係と広がりを持つ関係で生きてます。
 
 ですから、私は違う世界観を持つため、SNSは英語にしてました。が、日本語表記が英語表記と違い混乱してたので、たった今、日本語表記に切り替えました。そのくらい、国家集団の壁は厚い・高いと理解しました。早いこと、頭の感覚を現実に近づけなくてはなりません。このズレが、様々な問題の原因なのですから。国家でも個人にとってでも、です。領土問題も、政治家・国民共に頭の意識と現実が追いつかないのです。

 因みに、ヨーロッパのEU統合と言う歴史的な出来事は、ヨーロッパ人の<頭の中>が、国家の枠組みを不合理な物と感じた事にあります。EU統合の事を書き出すと長くなるのですが、一般論の他に重要なのは、一般市民がEU以外の国を意識した事にあります。つまりヨーロッパの国どうしは仲間だという意識です。日本でも江戸時代の終わり、黒船の出現でそれまでの藩の国意識が、日本としての国家意識に変わったのです。
 他者を意識する事により、隣同士は仲良くなれるのです。EU統合は、個人の生活する世界はより地球規模になった、そして、それぞれの市民の国家集団に対する依存は、より現実的なものへ変化した。国家の機能をEUへの委譲というのは、支配関係の薄い集団へと変わってきた証拠なのです。

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プロフィール

関本塾 岡崎市

Author:関本塾 岡崎市
愛知県の山奥生まれ、岡崎市に住んでます。そば屋を27年、足つぼマッサージ7年、三味線も弾きます。
 趣味はたくさん、山登り・音楽(作詞・作曲)・オートバイ・旅行(バックパッカー)・手作り工作・猫のミーちゃん・生物医学、などなど、
 癌になって気付きました。心と体の開放(生き生きする事)が1番大事だって!!

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