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2千年大腸癌になり、手術するもリンパと肝臓に複数転移。 アジアやヨーロッパに出かけ、民間・伝統医療を試し、研究。 治療困難な病気に対し、心と体の開放が必要なのだと思いました。お役にたてれば幸いです。
足つぼ関本塾ホームページ
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ストレス・うつ病 人間関係の悩み ー ①
アダルト・チルドレンAC <依存・支配>と自立について
前書き=<依存・支配>と自立についての
この文は,人やグループを依存型・自立型、農村型・狩猟型のようにタイプに分けています。しかし、日本人もさまざまな文化・価値画を持っている人達がいます。漁業を中心とする人達・アイヌ文化を継ぐ人達、欧米の生活感に近い人達。ここ50年、都市化や近代化によってさまざまな文化が生まれ、多様化しました。
もはや、集団をタイプを分けることは意味の無いことにも思えます。しかし、<大きな社会全体・過去と対比することによって、見えてくること>、を通して、今のストレスやさまざまな問題の解決策・糸口になることを願っています。 これは私の独特な<切り方>であって、正解かどうかが、面白いかどうか・・・、同感できるかは分かりません。楽しんでいただけると良いのですが・・・・・。
① 依存について書きます
関本塾では、足ツボをしながらお話しています。
どんなことを考えながらお話しするといいますと、よくする話が自立についてです。
(もちろん具体的な病気の話もしますが。)
自立の反対が<依存と支配>です。自立は一人でできますが、依存は何かにたよるということ、依存はもう一人以上の関係が必要です。その人との関係で、頼り、頼られる支えあい・もたれあいの関係、別の言い方で、依存と支配の関係ということができます。
赤ちゃんはお母さん(ミルクをくれる人)無しでは生きられません。またお母さんも、赤ちゃんを取り上げられると、生きがいを失います。王様も家来に、世話をしてもらて生きています。家来も王様の、保護や給料無しでは生きられません。双方どうしようもなく必要な関係を、<依存と支配>が強い関係と言います。その反対が<自立>です。
人間は一人では生きられません。何かしら人とかかわり、お世話になったり、お世話したりすることで、社会が成り立っていると思います。
しかし、人と人との関係が、希薄すぎても密接すぎてもトラブルになります。
適当がいいんですが、なかなかうまくはかったようにはいきません。その辺のところを整理してみます。
一番の問題は、自分と相手の求める度合いが違うと困ったことになります。
自分はここまでしてあげようと思っても、相手はもっと欲しい、又はそんなにしてもらってはかえって迷惑。逆に、相手に期待して、ここまでは相手に求めようと思っても、相手はまったく無関心だったりします。
親子や夫婦の関係だけでなく、親戚や会社、広くは国家・地球環境問題まで、人の社会は互いの期待と、思い込みに満ちています。(思い込みというのは、人は決して、他人・他者を完璧に理解できないからです)
これをお互いにうまくいく関係を<愛>といったり、<思いやり>と言ったりして。
そうでない場合を、<エゴ>とか<おせっかい><あまえ><欲>といったりします。
男女の恋愛、愛し合っていると言うのはお互いの思いが、うまく一致している状態であって、結婚生活もお互いの思いが一致すればうまくいきます。(あたりまえか!)
ついでに離婚の原因が<性格の不一致>と言うのは変。最初から同じ性格の人はいないからです。
では うまくいっていない場合どうするのかと 言うと、これが問題です。
まず、自分と人(他人)とはまったく違うと言うことを、徹底的に納得することです。結婚した相手に対してもでも、自分が生んだ子供に対してでもです。(これはなかなかできませんが、繰り返しそのことを自覚するしかないのです)=自分と他人の区別=自立です。
では、夫も子供も他人なんだから何を言っても仕方が無いかと言うと、そうではないんです。自分の思いを相手に伝え、相手の思いも理解する。それをめんどくさがらない、納得できるポイントを探す努力をする、そこがポイントですね。
でも双方にその気が無いと、その関係は成り立ちません。分かれるしかないですね。
自立は相手との関係を客観的に捉える事(ナアナアではない・一種の契約のようなもの。子供との関係は、大人になったら、契約のようなものが必要ですね)
ヨーロッパでは子供は、家から出して・自分で生活できるようにして、親を卒業して、夫婦二人の生活を始めます。家を継がせるといった、子供を束縛・自由を奪うような関係はうまくいかないことを知っています。だから、一人で生きていける力を持たせて、独立させること、が育児であり子育てなのです。
日本人は長い間、世襲・農耕民族、世代を継がないと田畑ができない・生活ができない環境にいました。近年、個人の自由・契約にもとづく、ヨーロッパ型の社会になって、今までの子育てや親子の関係が、なんとなくギシギシしてきました。
子供に自分の財産・田畑(地位や名誉も)をどうしても継がせたいのです。しかし農協従事者は日本全体の数パーセント。農村型の社会はほとんどなくなりました。ヨーロッパ型の<資本主義ー民主主義>の社会に変わってきたのです。
自分の人生・経験をすべてを渡すことはできないし、何より違った生き物であることを理解すべきなのです。
今親子・家族で起きている悲惨な殺人傷害事件の根本の問題は、今までの日本の家族関係では対応できない意識の差。子供を自立できない・自立させない、伝統的な子育て・親子関係から自立型の親子関係に変わる、それぞれの意識のずれによる軋轢にあるのだと思います。
以下ー②に続く
豊田市、新緑の大滝渓谷、
theme : うつ病(鬱病)、メンタルヘルス
genre : 心と身体
theme : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
genre : 心と身体